サカナくロック2012 #02
サイズ:Φ240mm×(t)40mm(軸突起5mmは外郭よりアンダー)
栓・シナ化粧合板・ラミン丸棒・透明プラスチック板サカナの短針/長針・秒針アルミ(誠時既製品)
0・3・6・9時目盛りはアワビ象嵌
通常クォーツ時計ムーブメント(誠時)
価格:30,000円
2003年ごろに5点ほどの魚をモチーフにした時計の着想があり、その後放置していたものを今回の出展時に製作した3点のうちのひとつ。
その時のスケッチには本体にカツラを使うこと。
魚型の長針の素材はアルミ製か木製と書き込んでいたが、
今回栓を用材にしたもう一種の物ように買った栓の木肌を見ていて
シナ合板の白い木肌と透明感のあるハーモニーが出そうだったので
本体を栓とすることに変更した。
外縁全周を波をモチーフにした文字盤として浮かせて本体との隙間に長針の魚を泳がせようという着想だった。
この全周の波のデザインが、ちょいとギリシャ風のデザインで、白い栓とシナ合板とのハイキーの色調もまたそれに良く似合う。
それに付随して長針の魚も当初のアルミ製の予定を変更して、透明のプラ板にし、先端の魚部分のみフロスト調にした。
魚の目玉はクリスタルのラインストーンでさらに透明感を煽る。
またスケッチでは長針の腕と魚を無造作に直線でつなぐものだったが、
緩やかな曲線を描いて魚の口の部分に連結するデザインにしたことで全体に調和した。
長針と秒針についてはシンプルに既製品のアルミの地色のものを使った。
サカナくロック2012 #03 とは姉妹作
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